節約とは?
節約って何って考える。
でもそれを考えようとすることがもう節約なのかもしれない。
残念ながら考えるだけじゃ節約にはならないです。でも考えないと節約できないのも事実です。
将来に向けたお金のことを勉強する中で、私達夫婦が実際に動き出した3つ目のことが節約についての検討でした。
袋は買うもの?貰うもの?
節約について考え出した経緯の一つをお話します。
ぽん夫婦が直面した問題の一つが、「ゴミ袋のサイズをどうするか」
毎日ご飯を作ると出てくる生ごみですが、当然そのままにしておくと、臭いもするので、まとめて外のゴミ箱に捨てる必要があります。
この時、日々の生ごみの量は大した量にならないのですが、
スーパーで貰う小さい透明の袋を使うのか、
100均で100枚入りの纏め売りされてる白いビニール袋を使うのか。
使い勝手の良さでいえば100均で購入してきた袋ですし、
容量も大きいし、何より透明の袋のように簡単に破けてしまったりしない。
唯一のデメリットであるお金がかかる点ですが、
1日1枚使っても、年間365円分(しかも外食する日は0なので実際はもっと少ない。)
「スーパーで貰った袋の方が節約になるじゃないか!」と強く主張をしたいところですが、
年間365円と思うと、主張は弱いし、使い勝手を考えると無理に使うことは果たしていいことなのか。
それ以前に、「年間たった365円」のことで揉めてまで得られるものは何なのか。
レジ袋有料化に伴って、ここの費用が発生してしまっている家庭は少なくないかと思います。
節約につながってくるんだろうけど、節約するほどではなさそうなことが多い。
これが節約における課題でした。
節約の定義
実際どういうところでこの節約という話になるのか。
私の思い浮かぶところだと、
「食事代を節約して、欲しかったゲームを買った」とか、
「お風呂のシャワーを出しっぱなしにせずこまめに止めて節約すべきだ」
こんな形で使われる言葉だと思います。
節約とは、「無駄遣いをやめて切り詰めること」らしいのですが、
前述のゴミ袋や、その後の例も含めて、「無駄かどうか」には、かなり主観的な話が入ってくることがわかります。
また、多くの節約のケースが、定量的に計った結果ではないというのは、節約について考えた時面白く感じた所でした。
結局いくら得するのかが重要な論点になるはずなのに、そこがあまりにも不透明なためになあなあにされていることが多いのではないでしょうか。
「無駄遣いは何か」この価値観をしっかり詰めることが家庭における節約の第一歩ではないか。
ということで、ぽん夫婦は家計の見直しに取り組むことになりました。
節約に向けた取り組み
節約マインドの構築
マインド構築に至るまで
夫婦でまずは支出について話し合いましょう。
我々夫婦は話し合いの中で衝突したのが、携帯代金!
結婚した当初、とにかく”ぽん”(旦那)は、水道光熱費・通信費といった費用について、「なんでもいい」、「どうでもいい」と考えていました。
なので、全て嫁ぽんに一任して、安い事業者を選んで契約してもらっていました。
しかし、そんなぽんでも、「携帯代金」についてだけは譲れませんでした。
なぜ譲れなかったのか。
それは ”ぽん”(旦那) が、ソシャゲ(ソーシャルゲーム)にめっちゃハマっていたからです。
「リアルタイムで展開されるソーシャルゲームにおいて、通信速度や通信環境はかなり重要な要素である。」(と”ぽん”は考えている。)
なので、外出中でも一定の通信量と通信速度が担保されていないと不安でした。
さらには、サブ垢(同じゲームを全く別人の体でやること)のために、タブレットも一緒に契約していました。
ゲームをしない人からすると「???」なことではあるが、これも必要経費なのです。
ソシャゲをしたいためだけの契約は、費用が何と月額10,000円オーバーになっていました。
一方の嫁ぽんは、LINEのやり取りの他はWebサイトの検索くらいしか使わないし、
しかも連絡を取らないときは、こまめに機内モードにしたりといった徹底ぶりでした。
もちろん、格安SIMを使用しており、「ぽんの月額>嫁ぽんの年間使用料」といっても過言ではないくらい料金に差がありました。
嫁ぽんからしたら、この携帯代金はあり得ない無駄なことですが、
ぽんからしたら、格安SIMに変えるなんてありえないことでした。
ぽんが格安SIMに乗り換えたり、プランを見直すことで明確に安くなります。
しかし、そうは問屋が卸さない。
この価値観の違いが節約マインドの壁として立ちふさがりました。
節約マインドの壁打開策とは?
当然価値観の不一致は出てくるものです。
一個一個話し合いをしていましたが、お互いに精神的にも疲れることが多かったです。
そんな中で二人で出した結論は、
家計とお小遣いの区別をすることでした。
2人の納得できる出費かそうでない出費かを話し合うことが、家計における節約マインド構築の第一歩だと考えます。
しかし、残念ながらいきなり夫婦で100%価値観が一致ということは難しいです。
生活スタイルが変わっていく中で、互いに歩み寄って夫婦の価値観を作っていくことが必要です。
ただ、何もしないと、そのままで終わってしまう懸念があったので、思い切って
家計とお小遣いを分けるということで、一旦家計の議論から除外する費用を作りました。
話し合いの中で、特に価値観が一致しそうになかった携帯代金については、
「お小遣いの中から携帯代金を出すことにする。」として、家計に影響しないようにしました。
問題の先送りなだけで、解決していないじゃないかと思われると思いますが、
まだ続きがあります。
家計とお小遣いは完全に分けるべし
よく旦那のお小遣いは、月に3万円といった話をすると思いますが、
お小遣いのリミットを設定することが節約マインドの中で重要なポイントになります。
とは言っても、家電の買い物は旦那のカードで、といった形で、結構切り分けられていないことが
現実としてあるかと思います。
出先で買ったアイスは、お小遣いなのか?家計の支出なのか?
私達夫婦はそういった曖昧になりがちな細かい出費に至るまでを完全に切り分けました。
財布は夫婦共通財布を作って、お互いに納得した支出はその財布から出すことにしました。
さらに、カード支払いや引き落とし口座まで、お小遣いと家庭のお金を一緒にならないように
徹底的に切り分けることを最初のステップにしました。
こうなってくるとぽんは、月に1万円を超える携帯代金をお小遣いで賄うしかない状況になります。
限られたお小遣いの中では、トレードオフ(携帯代金を選ぶと、代わりに新作ゲームが購入できなくなるといった片方を選んだら片方が犠牲になる状況)の関係で、欲しいものが出てきても我慢を強いられることになります。
そんなことを1年も続けているうちに、
「ソーシャルゲームは果たして自分にとって必要なものなのか」
ということを考えるようになりました。
こうして、節約マインドが形成されていきました。
納得できるものは家計参入
ぽんは、1年前はあり得ないと思っていた、格安SIMへの乗り換えに踏み切ることに決めました。
月額は、10,000円を超える支出→3,000円以下になりました。
これまで減らせなかった通信費用を減らすことができました。
1年前だと、絶対に譲らなかった部分をカットすることができたのです。
そして、格安SIMにしたことで、嫁ぽんから携帯代金の家計参入が認められました。
さらにお小遣いも不要になったので、お互いにお小遣い金額を少なくすることで、家計の収入が増加することになりました。
紆余曲折ありましたが、こうして、ぽん一家では、携帯代金の節約に成功しました。
節約のポイントまとめ
・夫婦の価値観を共有する。
・価値観に違いが出る支出は、お小遣いから賄うルールにする。
・財布、口座、クレジットカードを家計用とお小遣い用で切り分ける。
・月に1回以上、家計とお小遣いの支出を見直す。
価値観は時間の経過、環境の変化で日々変わっていくものです。
夫婦で話し合って納得が理想ですが、そう簡単にいかない支出が多いこともまた事実です。
認識を合わせることが難しそうなものは割り切って考えて、
長いスパンで考えることも一つの節約術になります。
特に、趣味に掛けるお金は認められない部分や納得できないことがあります。
そんな時お互いの価値観を押し付けあっても解決しないです。
自分の好きに使っていいお金の中で、やりたいことを賄うようにするスタイルで、
お互い不快な気持ちにならずに無駄を検討できるようになります。
ということで今回の記事はこのあたりで、
次回からは、二人の共通認識となった支出を見直していった過程を紹介していこうと思います。
それでは。
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