スマートフォン、便利な機械ですよね。
朝起きたらニュースは見れるし、友達との待ち合わせも仕事の電話もこれ一つで出来る。
お洒落なお店を検索して、夜のデートの予約もばっちり!
家に着いてからもSNSで連絡を取り合うことが出来て、
全然知らない世界中の人とだって繋がることが出来る。
「スマホ脳」という本を読んで
今回の記事は、「スマホ脳」という本を読んでの私の感想になります。
結構衝撃的な内容だったので、皆様には是非読んで頂きたいと思います。
人間の文化の発展の中で、常に新しいものが出た時には批判が起きます。
「写真を撮られると魂を抜かれる。」
昔の人がみんながみんなそう思っていたとは思いませんが、信じていた人は一定数いると思います。
この本で紹介する内容はある意味、これに近しい部分があると思います。
新しい技術がもたらすデメリットというのは往々にして見えないことがあります。
もたらすメリットが想定されるデメリットを遥かに凌駕する時、いつしか見て見ぬふりをしてしまっている。
そんな気がします。
スマートフォンは依存しやすい?
私の実体験も含めて、結論から言うと、依存しやすいものだと思います。
「スマホ脳」の本の中でも、人間が快楽を感じやすい仕掛けが至る所に施されていることがわかります。
じゃあ、スマホは使わない方がいいのか。
これに関してはNoだと思っています。
私は脳科学の専門家でもアプリ開発の技術者でもないですが、
世界中と一瞬にして繋がれるこんな便利グッズを使わないでいるのは、何をするにおいても機会損失が大きいと思います。
お酒やタバコも量が多くなることが問題であり、適度に楽しむ分には(多少の人体への影響はあるものの)、
すべてが悪ということは無いと思っています。
特にこれらのモノがコミュニケーションのきっかけとなっていることは往々にして発生していることは、
実際に経験している人も少なくないのではないでしょうか。
スマートフォンは依存しやすい→だから使わないではなく、使い方を考える必要があるのではないか。
そんなことを考えさせられました。
実際、影響は?
「寝室にスマホを持ち込まない。」
この本を読んだ後、我が家で決めたルールになります。
布団に入ってから、メッセージアプリで友達と会話し、
ゲームのデイリーボーナスをGetするためにログインし、
SNSを開いて情報収集して、YouTubeを見ながら寝落ち。
別に今まで意識的に行っていたわけではないですが、
手元にスマホがあるだけで、それだけたくさんのことを出来てしまっていたのです。
寝室からスマホを無くすことで、
・時間が増えた。
・睡眠がかなり質の高いものになった。
これまで、社会人になって本を読む時間が無くなってしまった。そう思っていました。
しかし、スマホを寝室に持ち込まなくなった途端、寝る前の少しの時間が手持ち無沙汰になってしまい、
その時間を埋めるために本を読むことが出来るようになりました。
また、寝る前に明るいスマホ画面を見なくなったことがおそらく影響しているのですが、
朝起きた時の気だるさや、目の奥に残る疲労感というものがほとんど無くなりました。
厳密に睡眠の質というものを計測する手段を持たないのでわからないですが、
確実に清々しい朝を迎えられるようになっています。
便利だからこそ
便利だからこそ、見えなくなってしまっているデメリットや、
当たり前になってしまったからこそ、一歩引いて見てみるということは重要だと思います。
この本を読んで、昔「テレビを見ながらご飯を食べない。」と言われていたのを思い出しました。
いつの日からか、テレビを見てご飯を食べることが当たり前になっていましたが、
そのせいで家族とのコミュニケーションは減ってしまった気がします。
今は、食事中にスマホ。
良いか悪いかという話ではなく、
・目の前の家族や友人とのコミュニケーションがないがしろになってしまってはいないか?
・意識が他にあって、食事の味を感じることが出来ているのか?
何が大切かはそれぞれの価値基準によるものなので、正解はわからないですが、
スマホとの付き合い方は今後も考え続ける必要があると思います。
意外と知らなかった自分の身の回りのツールがもたらす影響を考えるきっかけとなる一冊だと思いますので、
もし読んだこと無い方は是非読んでみてはいかがでしょうか?
というわけで、今回紹介してきた本がこちら↓
これからも面白いと思った本は紹介していこうと思います。(不定期ですが…)